行事日程

金曜日 宵々山

上野天神祭の日程は、毎年10月25日までの直近の日曜日にメインイベントの「神幸祭」前日と前々日を含め3日間です。
3日間の行事日程は次の通りです。

 

  • だんじり町

    午前10時30分。だんじり会館に展示されていた3基のだんじりが曳き出され自町に帰り町角に展示されます。他の町も幕や金具で飾り付けを終えた、だんじりが、昼すぎには蔵から曳き出され9基のだんじりが、城下町の本町筋・二之町筋の町角に展示されます。
    あわせて、各町の集議所や蔵では、祭礼用品や用具の展示が行われます。
    夕刻にはだんじりに飾られたぼんぼり・提灯に灯がともされ、乗り込んだ囃子方が祇園囃子を奏で、町角角展示と共に、ライトアップや町内を巡行する町もあり、お祭り気分が盛りあげます。
    午後9時ころ各町だんじりは楼車蔵へ収納されます。
     

 

  • 鬼町

    午前10時。鬼町で祭の準備が始まります。玄関幕を張り、高張提灯を集議所に掲げ、鬼行列の鬼面、装束、用具・用品の準備を整えます。展示用ガラスケースに 県指定面の展示します。
     

土曜日 足揃えの儀

  • だんじり町

    午前10時、だんじりは、蔵から曳き出され町角に展示されます。幕は金糸、銀糸の刺繍や綴れ織など手の込んだ手法で制作された物で、金具と共に一見の価値があります。
    だんじりの昼の巡行は、午後1時から4時ころまで行われます。本町筋の4基は連なって東西に巡行、二之町筋4基 新町の1基は自町と銀座通りなどを曳行されます。人混みのなかお囃子を奏でながらゆったりと巡行されます。
     

 

  • 鬼町

    午前中、高さ5メートルの大御幣や太鼓台が組立てられ、午後1時頃、三之町筋東詰めの相生町に装束をつけた鬼が集結。2時から4時まで、鬼行列が、大御幣を先頭に、ほら貝と太鼓の音とともに三之町筋を練り歩きます。大御幣や悪鬼そして伊賀流忍者の元祖といわれる役行者が登場します。人気のひょろつき鬼が続き、最後に鬼たちを従えた鎮西八郎為朝が現れます。午後の三之町筋は比較的ゆっくり見物でき、観光客にとって絶好の穴場です。
     

  • 宵山

    町筋に夕闇が迫る午後6時、だんじりに飾られた、ぼんぼり・提灯に一斉にローソクの明かりが灯もり、だんじりが暗闇に浮かび上がります。午後6時半、提灯を揺らしながら、だんじり4基が本町通の西に集結し、連なって東へ巡行 上野天神宮前へと向かうさ様壮観です。二之町筋4基 新町の1基も自町巡行と共に人混みの銀座通りを、提灯を揺らしながら曳行されます。銀座通り交差点付近は宵山巡行のだんじりが行き交い見どころポイントです。
    明日の神幸祭(本祭り)へ向け、午後9時にはだんじり蔵へ収納されます。

日曜日 神幸祭(本祭の巡行)

  • 神幸祭の行列は、午前9時、城下町の東端『東の御旅所』(上野車坂町)から出発します。
    神輿行列を先頭に、鬼行列、9基のだんじりが続きます。菅原神社の神輿行列が巡行されるのに続き、大御幣を先頭にほら貝と太鼓の音とともに鬼行列が続きます。堂々とした足運びの鬼や、ひょろつき鬼が子どもを泣かせたりする場面は昔からの習わしです。
    続くだんじ行列のお囃子は祇園囃子が中心ですが、それぞれの町で独自の曲も奏でます。江戸の文化を反映し贅を尽くした幕と共に、ご堪能ください。わずかな方向修正は梃子(テコ)にて行いますが 十字路での方向転換はだんじり下部にある、方向万力を使い、ぐるりと回す、見せ場が続きます。
    行列は午前・午後と一日かけて伊賀上野の城下町を巡り、400年の歴史を十二分に感じさせてくれます。

 

  • 日程表

    7:30~
    楼車9基・鬼行列 順に車坂町へ集結
    8:30~
    東の御旅所より神輿行列出発
    9:10~
    鬼行列・楼車行列 順に出発、本町通り西進
    10:45~
    本部前 籤改め
    11:40~
    午前の部 終了 休憩
    13:30~
    午後の部 出発
    16:00~
    徳居町にて鬼行列・4番~9番 楼車 解散し自町帰還
    16:30
    1番・2番・3番 ハイトピア前待機
    上野市駅踏切 1番・2番・3番楼車、横断
    17:30
    だんじり会館搬入
    鬼面の展示
    8:00~16:00
    上野相生町 鬼面ギャラリー展開催 県指定面の展示
    9:00~17:00
    上野紺屋町 鬼面展 県指定面の展示
    10:00~16:00
    上野三之西町 鬼面展 県指定面の展示
    9:00~16:00
    上野徳居町 蔵出し展